アコムのホームページには貸付対象者20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方で当社基準を満たす方と、記載されています。
しかし、20歳以上で安定収入があっても審査に落ちてしまうことがあります。
なぜなのでしょうか?
そこで今回は・・・
「初回の申し込みでアコムの審査に落ちてしまった」
「正社員で年収もそこそこなのに、なんで審査に通らなかったのか」
「アコムに聞いても教えてもらえなかったが、落ちた原因を知りたい」
といった、審査落ちの理由が分からなくて不安を感じている人のために、アコムの審査落ちの条件を具体的にご紹介していきます。
もくじ
アコムの審査に落ちる理由
アコムの審査でもっとも重要なのは安定収入があるかどうかです。
しかし、安定収入さえあればいいというわけではなく、毎月安定して収入を得ていても他の理由で審査に落ちてしまうこともあります。
それではさっそく、安定収入の条件や安定収入があっても落ちるケースについて詳しく見ていきましょう。
安定収入ってどんな収入なの?
どのような収入があれば安定収入と認められるのでしょうか。
具体的にいうと、毎月1回(以上)の収入があることが条件となります。
半年に1回など、収入が入る間隔が長いと安定収入と認められず、審査に落ちてしまう可能性があります。
(間隔が空いても定期的に多額の収入がある場合は、審査に通ることもあります。)
なお、年金収入や生活保護で支給される保護費、仕送りなどについては、安定収入には入りません。
安定収入があっても審査に落ちるケースとは?
それでは、安定収入を得ていても審査に落ちてしまうのはどんなケースでしょう。
よくある事例としては、正しく書類を記入・提出できていないケースです。
書類不備チェックリスト |
・誤字脱字はなかったか?(名前、会社名の文字、電話番号など) ・漏れなく必要書類を提出したか?(本人確認書類、収入証明書など) ・年収額を正しく記入したか?実際より多く記入していないか? |
転職が多い人は、会社名や電話番号を間違えやすいので気をつけましょう。
年収については、総量規制(年収の3分の1までしか貸してはいけないという法律上のきまり)があるせいで実際よりも多めに申告しがちですが、嘘がバレると即審査落ちとなります。
なお、住宅ローンは総量規制の計算には入らないので、高額なローンを組んでいるだけで審査に落ちることはありませんが、毎月の返済負担が重すぎると審査落ちの原因になります。
アコムの審査が落ちやすい職業と年齢は?
アコムは、契約社員や派遣社員、アルバイト、パートでも申し込みが可能です。アルバイトなどで収入がある学生、主婦も問題ありません。
一方、無職の人、収入がない専業主婦は申し込めません。また、反社会的な職業・組織に属している人も審査通過は見込めません。
職には就いているけど申し込み時点で休職中(産休、育休)という人も審査通過は難しいでしょう。
次に、年齢について。
冒頭で紹介したようにアコムの貸付対象者は「20歳以上」ですので、年齢が20歳に満たない人は申し込めません。
アリバイ会社は絶対に利用しない
無職の人を仕事をしているよう見せかけたり、実際の仕事とは違う職に就いているよう偽装するのを手伝うのがアリバイ会社です。
具体的には、嘘の給与明細や源泉徴収票を作成したり、嘘の会社のふりをして在籍確認に応じたりします。
こういったアリバイ会社はリスト化されているので、アリバイ会社を使って偽装しても、まず審査に通りません。
たとえバレずに審査に通っても、犯罪行為になる可能性がありますので絶対に利用してはいけません。
金融事故歴があるとアコムの審査に落ちる
ローンやクレジットカードなどの利用記録のことを信用情報と言い、信用情報機関(※)というところで管理されています。
審査の際は、信用情報を確認して申込者の返済能力をチェックするのですが、信用情報に金融事故を起こした記録が残っている場合は審査に落ちます。
下の表に代表的な金融事故を挙げてみました。
長期延滞 | ローンやクレジットカード、公共料金などの支払いを2~3ヶ月以上延滞した。 |
債務整理 | 借金の支払い負担を減額または免除する法的な手続きを行った。自己破産、任意整理、特定調停、個人再生など。 |
代位弁済 | 返済不能になって保証会社などの第三者に返済してもらった。 |
強制解約 | ローンやクレジットカード会社などから一方的に退会させられた。 |
このような金融事故を起こすと5年ほどは信用情報に記録が残ります。
その間は、何回申し込んでも審査に通る可能性は非常に低いと考えておきましょう。
また、電気・ガス・水道といった公共料金や携帯電話料金、奨学金の支払いが2ヶ月以上遅れたことで、アコムの審査に影響が出ているケースも増えています。
ブラックリストに載ると審査に通らない!?
実は「ブラックリスト」というものは存在しません。
上で挙げたような金融事故情報が信用情報に載っている状態を、ブラックリストもしくはブラックと表現しているだけなんです。
つまり、よく見聞きする「ブラックリストに載っていると審査に落ちる」というのは、信用情報に金融事故情報が登録されていると審査に通らないという意味なのです。
※信用情報機関
国内には以下の3つの信用情報機関があります。
株式会社シー・アイ・シー(CIC)、株式会社日本信用情報機構(JICC)、全国銀行個人信用情報センター(KSC)
アコムが加盟しているのはCICとJICCですが、金融事故情報は3つの機関で共有されています。
申し込みブラックでアコムの審査に落ちる
カードローンに申し込みをすると、信用情報に申込情報(いつ・だれが・どこに申し込んだか)が登録されます。
審査では、必ず個人信用情報機関へ照会しますので、他社へ申し込んだことはすぐにアコムに知られてしまいます。
3社以上のカードローンに同時に申し込みをしていると「相当お金に困っているのか?」「借り逃げする可能性があるかも?」と不信感を与えてしまい、審査に影響することがあります。
これを申し込みブラックと言います。
申込情報の登録期間は半年間ですので、もし、申し込みブラック状態になってしまったら6ヶ月以上空けてから申し込むようにしましょう。
なお、申し込みブラックについては、こちらでも解説しています。
詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。
他社借入れが多いとアコムの審査に落ちる
貸金業者からの借入総額は年収の3分の1までです。
この基準以上の他社借入れがある場合は、アコムの審査に落ちます。
これはアコムに限ったことではなく、貸金業法の総量規制というしくみなので、貸金業者(※)すべてに共通しています。
例えば、年収300万円の人が貸金業者から借りられるのは合計100万円までです。他の貸金業者からすでに100万円借りている場合は、審査に通りません。
また、他社借入件数が多い場合も、返済能力がないと判断され審査落ちとなります。目安としては、3~4件で厳しく、5件以上はアウトだと考えてください。
ちなみに、他社借入金額や件数は信用情報に登録されています。申し込み時に少なめに申告したとしても、無意味なだけではなく、虚偽の申告をしたことで信用を失ってしまいますのでやめましょう。
※貸金業者というのは、主に、消費者金融やクレジットカードのキャッシングのことで、クレジットカードのショッピングは含まれません。
これからアコムの審査に申込みをしようと思っている方は、申込みの前にアコムの審査条件などを理解したうえで審査申込みをするほうが、落ちるリスクを少なくできます。

一度はアコムに申し込みをしたけど、審査落ちしてしまった方は、期間を開けたうえで他のカードローンへの申し込みを検討してもいいですね。