債務整理とは?4つの方法と債務整理のメリット・デメリットを解説!

債務整理とは?4つの方法と債務整理のメリット・デメリットを解説!

質問者

借金を克服したいけどなかなかできない…債務整理で借金を減らせるって聞いたけど…そもそも債務整理ってどんな仕組みなの?

そんな方に向けて債務整理の基本についてわかりやすく解説したいと思います。

・債務整理の仕組み
・債務整理のデメリット
・債務整理のメリット(体験談も含む)
・過払い金請求について
・債務整理の4つの種類と特徴(それぞれのメリット・デメリット)

の順番で解説していきます。まずは債務整理とは一体なんなのか、その仕組みについて解説したいと思います!

弁護士

債務整理とは何か?その仕組み

債務整理とは

債務整理の仕組み
債権者との交渉や手続きにより、借金を減らしたり、支払期間に猶予を持たせることです。

質問者

そんなことができるのね。でも、借金を減らせる仕組みってどういうものなの?

借金を減らす仕組みーグレーゾーン金利とは

グレーゾーン金利とは、利息制限法と出資法の間の金利のことです。図のように、この2つの法律の間には”金利のギャップ”があり、このギャップのことを「グレーゾーン金利」といいます。

貸付業者は、この”ギャップ”を利用して、本来借入者にかける金利よりも高い金利をかけていました。2006年に出資法が改正され、この”ギャップ”はなくなりました。現在では、この「グレーゾーン金利」によって払いすぎていた金利を過払い金として返還請求できます

グレーゾーン金利

質問者

債務整理の仕組みはわかったけど、デメリットも多そう…
その通りです。何かを得るためにはリスクはつきもの!ただそのリスクから目をそむけていても現状は変わりません。ここでは、まず債務整理によるデメリットをお伝えします。

弁護士

債務整理のデメリット

ブラックリストに載る

ブラックリスト
「ブラックリストに載る」とはつまり、債務整理をすると信用情報機関に一定期間事故情報が登録されるということです。

質問者

えっ、事故情報が登録されるとどうなるの?
事故情報が登録されることで様々なデメリットがあります。

弁護士

クレジットカードやローン契約ができなくなる

クレジットカードやローン契約ができなくなる

クレジットカードまたはローン会社は消費者の返済能力を判断するときに、信用情報機関の登録情報を確認します。ここに事故情報が載ってしまうと、クレジットカードまたはローン会社としては、「この人は信用できない」と判断し、それらの利用ができななくなってしまうのです。

情報の登録期間は、債務整理の方法や信用情報機関によっても異なりますが5年~10年になります。

さらに詳しくデメリットについて見る方はこちら:デメリットの記事

質問者

こんなにデメリットがあるのね…どうしたらいいかわからなくなってきた…
たしかに、カードやローンが使えなくなるのは大変かもしれません。しかし、こんなにデメリットがあるにも関わらず、やった人の多くが「債務整理をしてよかった」と口にしています。次に、債務整理のメリットについて見ていきましょう!

弁護士

債務整理のメリット

債務を減額できる!

債務整理の方法によりますが、借金が減額されます。借金が減額されれば、借金が返済しやすくなり、借金問題の根本解決につながるのです。

債務を減額できる!

支払いも請求もストップ!

債務整理の方法によってタイミングは異なりますが、債務整理の手続きの間は債権者への支払いが一時的にストップします。また、弁護士に手続き依頼をすることで、債権者からの支払い請求もストップします。「毎日返済のことで頭がいっぱい…」そんな方も一度冷静になって、自分の生活を考え直すことができます。

実際、債務整理をする前と後では、どれほどの変化があるのか債務整理をした方にお聞きしました。

体験談

30代 女性
  • 借金総額…210万円
  • 借金年数…10年
  • 借入先…6社
  • 債務整理の方法…任意整理
  • 返済金額の変化…10万円/月→5万円/月
・借金に至った経緯
出費が重なった時期に家族が病気で仕事が出来なくなってしまい、収入減に陥ったため。
・債務整理のきっかけ
返済をしていてもなかなか元金が減らず、付き合っていた恋人もおり、そろそろ結婚も考えていたため
・債務整理をしてよかったこと
利息の計算をしなおしてもらったところ、借入先によっては、借金総額がかなり減りました。
最終的に借金総返済額も減らすことができ、また毎月支払いを続けることによって、確実に返済が進みましたし、毎月の返済日に他から借りて補填するといったことがなくなり、精神的にも安定し、不安の日々から解放されました。何より明るい自分を取り戻せたと思います。
20代 男性
  • 借金総額…500万円
  • 借金年数…5年
  • 借入先…3社
  • 債務整理の方法…自己破産
  • 返済金額の変化…自己破産のため、全額なくなった
・借金に至った経緯
奨学金と資格取得為の学費です。
・債務整理のきっかけ
返済が困難になり生活に著しい影響があったからです。
・債務整理をしてよかったこと
借金が無くなり生活を再スタートする事が出来人生設計を立て直しを出来た事が最大のよかった点であります。

質問者

なるほど。やっぱり債務整理をするメリットも大きいのね…!体験談に”債務整理の方法”っていう項目があったけど、債務整理の方法にはどんな種類があるの?
そうですね。債務整理の種類について説明する前に、ここでは誰もが知っておくべき過払い金請求について解説します。

弁護士

過払い金請求とは?

過払い金請求とは、先ほど説明した「グレーゾーン金利」によって生じた賃金業者に払いすぎたお金を計算し、請求する手続きのことです。過払い金が返ってくることで、借金の減額や完済に当てられ、長年返済を続けてきた方であれば貯金に変わる可能性もあります。

また、過払い金請求は、借金返済が済んでいる方でも請求ができます

過払い金請求は、基本的にブラックリストに載ることはありませんが、返済中の方が借金の返済に充て、まだ借金が残った場合にはブラックリストに載ってしまうので注意してください。詳しくは、【債務整理 返済金額・期間URL】にも書いてありますので参考にしてください。

弁護士

では、ここからはいよいよ債務整理の4つの方法について解説します!

債務整理の4つの種類

債務整理の4つの種類

任意整理とは

任意整理とは、先ほど説明した「グレーゾーン金利」によって払い過ぎてしまったお金がないかを取引開始時の金利に直して計算(引き直し計算)し、また、交渉により将来の金利や期限までに支払わないと余計にかかってしまう遅延損害金をカットすることで月々の返済金額を減らせる手続きのことです。手続きは、裁判所を介さず、債権者との間で和解を結ぶことで成立します。

任意整理とは

〇任意整理のメリット
  • 手続きは基本的に弁護士さんが勧めてくれる!
  • 債権者からの支払督促がすぐに止まる!
  • 整理する債権者を選べる!
✕任意整理のデメリット
  • 減額幅が他の方法と比べて小さい可能性がある…
  • ブラックリストに載る…

和解とは

和解とは、任意整理のときに債権者と依頼した弁護士との間で交渉した上で成り立つ合意のことで、和解が成立しないと、借金は減額されません。

特定調停とは

特定調停とは、仕組みは任意整理とおなじで、引き直し計算と金利のカットによって月々の返済金額を減らすことができます。ただ、特定調停は裁判所の仲介があり、裁判所への申立から書類作成まですべて債務者本人がしなくてはなりません

特定調停

〇特定調停のメリット
  • 自分で手続きするので整理する債権者を選べる!
  • 弁護士に依頼しない分、費用が安くすむ!
✕特定調停のデメリット
  • 支払督促が止まるのは手続きが終了してから…
  • 自分で手続きを進めるため、時間を削られてしまう…

要するに、任意整理の特定調停の違いは、手続きを弁護士が進めるか自分で進めるかってことです。

個人再生とは

個人再生とは、裁判所を通して借金の返済が困難であることを認めてもらい、借金を大幅に減額したものを3年間で分割返済しすることで、残りの借金が免除される手続きのことです。

〇個人再生のメリット
  • 借金の大幅な減額ができる!
  • 住宅ローンは払い続けたままにできる!
✕個人再生のデメリット
  • ブラックリストに載る…
  • そもそもある程度の返済能力がないと個人再生できない

自己破産とは

自己破産とは、裁判所を通して借金の返済が困難であることを認めてもらうことで、法律上、支払い義務が免除されます。しかし、住宅や車などの財産は手放さなければなりません。また、特定の職業につけなくなる(警備員、保険外交員など)資格制限があります。

〇自己破産のメリット
  • 借金が全額なくなる!
✕自己破産のデメリット
  • ブラックリストに載る…
  • 財産を失う…
  • 資格制限がある…
このように、債務整理の方法にはそれぞれ特徴があり、メリット・デメリットも異なります。

弁護士

質問者

なるほど。債務整理の基本的なことについて理解できました!私も債務整理してみようかな…
ぜひ、考えてみてください。

弁護士

債務整理のまとめ

債務整理のまとめ
今回の内容をまとめると、

まとめ・債務整理とは借金を減らせる手続きであり、その仕組みは主にグレーゾーン金利である。

・債務整理にはデメリットもメリットもあり、債務整理をするかどうか決めるときにはそれらをよく吟味する必要がある。

・過払い金請求は、グレーゾーン金利によって発生した払いすぎた分のお金を請求する手続きであり、借金返済中の方でも、返済が済んでいる方でも利用できる。

・債務整理の方法には、任意整理、特定調停、個人再生、自己破産の4種類があり、それぞれにメリット・デメリットがある。

弁護士

債務整理の基本について、おわかりいただけたでしょうか?

ここには載せていませんが、収入や借金額によって利用できる債務整理の方法も異なります。また、手続きの方法も異なるので、
自分の適している債務整理の方法を知りたい人はこちら→(債務整理 返済金額・期間)
手続きの方法について知りたい方はこちら→(債務整理 手続き)