医療ローンとは?医療ローンの仕組みを徹底解説!【知っ得】

最近、病院やクリニックで医療ローンという言葉を耳にした方も多いのではないでしょうか。

医療ローンがそもそもどのようなものか知りたい!
医療ローンの申し込みの流れがわからない
ちゃんと返済できるか心配…

と思っている人も、医療ローンをつかいこなせるように、これらの疑問や不安を解消しましょう!

この記事では、

  • 医療ローンとは
  • 医療ローンの申込みとその後の流れ
  • 医療ローンの返済方法

の3点について、はじめての人にも理解しやすいよう基礎知識をまとめてみました。

いきなりですが、医療ローンにはメリットがある一方で、デメリットも多いことを知っていますか?

記事の中では、医療ローンとそれ以外のローンの比較を行っていますので、自分がどのローンを借りるべきなのか医療ローンを借りる際に何に気をつければよいのか、是非参考にしてみてください!

みなさんが、自分にあったローンを組めるようわかりやすくまとめたので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

それでは、そもそも医療ローンとは何かというところからお話していきましょう。

医療ローンとは?仕組みと特徴について

医療ローンの仕組み

医療ローンを簡単にまとめると、

・治療費を受ける際に、その費用を借りるためのローンのこと

・借りた金額を毎月に分割して返済すること

月々の返済金額に借りる際に定められた金利が上乗せされること

これが医療ローンの仕組みですが、一般的なカードローンとの大きな違いはありません。

医療ローンの特徴

医療ローンには、他のローンとは違う特徴がいくつかあります。
まずは、医療ローンを利用する際に特に気になる医療ローンならではのメリット・デメリットを、一緒にみていきましょう!

医療ローンのメリット・デメリット

メリット デメリット
・高額治療が受けやすくなる ・金利の支払いが必要
・すぐに治療が受けられる ・審査などの手間がかかる
・借りたお金の使い道は医療行為 のみ
・医療機関が変更しづらい

このように見比べると、メリットがある一方で、デメリットも多いことがわかりますね。

すぐに必要な治療が受けられるようにお金をかりることができるメリットは大きいですが、

お金を借りるために書類や審査の手続きが必要になることや一度医療機関が紹介するローンを借りたら、その病院から別の病院に移ることが難しくなってしまいます。

(この部分は下の方で詳しくお話します!)

図1

医療ローンはどこから借りるのか?

医療ローンもローンの一種だから、銀行から借りるのだろうと思われる方も多いと思います。しかし、借入先が複数あるというのも医療ローンの特徴の一つです。

  • 医療機関が提携している信販会社を利用するローン
  • 信販会社のローン
  • クレジットカード会社のローン
  • 銀行のローン

図2  各ローン会社の特徴がひと目でわかるようにしてほしいです。

なかでも、医療機関で診療を行い、治療を申し込む際に、医療機関を通してローンを申請することが一般的とされています。

医療機関であれば手間がかからず、医療機関によっては手数料が無料になったり、金利を負担してくれることもあるようです。

ただし、現在は信販会社や銀行も医療ローンを受け付けており、会社や機関によって金利や審査基準が異なるので、各機関の特徴は一通り見ておきましょう。

カードローンとの違い

ここまで、医療ローンの特徴をみてきましたね。では、一般にお金を借りるカードローンを利用するのと、医療ローンを利用するのとでは、どちらがお得なのかを比べてまとめました。

         

医療ローン カードローン
クリニックによっては、金利や手数料を負担してくれる 短期で返済する場合、無利息になることもある
金利が安い(4%~10%) 金利が高い(5%~20%)
審査が厳しい 審査が比較的ゆるい
お金の使い道は医療行為のみ お金の使い道は自由
借入限度額300万~500万円 借入限度額100万~800万円

借り入れ先によって数字は前後するかもしれませんが、医療行為のみの限定であれば、審査が厳しいものの、金利を低く抑えることができるのが医療ローンの特徴ですね。

医療ローンの適用範囲

実際に医療ローンを利用しようと考えた時、自分の行いたい治療を医療ローンがカバーしているのか、気になりますよね。

医療ローンは対象となる診療項目が多く、保険が適用される項目はもちろん、保険適用外であっても、医療ローンの適用範囲内であることも多く見られます。

具体的な利用シーンとして‥

  • 全身脱毛  
  • レーシック
  • 美容整形   
  • 歯列矯正、インプラント
  • 美容エステ  
  • 各種先進医療     
  • その他

医療ローンの手続き・申込み方法

医療ローンのメリット・デメリットはわかったし、借入先についても把握できたから

実際に申し込みをしたい!
ほかのローンと比べて手続きがどう違うか知りたい!

という人に向けて、医療ローンの手続き・申込み方法を詳しく解説します。

知ると知らないでは、手続きにかかる時間が大きく変わるような内容を、実際にインタビューした会社を例に載せているのでぜひこの機会にスムーズな申込み方法を学びましょう!

医療ローン申請に必要な書類など

まずは、医療ローンを申請する際にどんなものが必要になるのかについて説明しますね。

借入先や医療機関によって必要な書類は異なる場合があるので、利用を検討している借入先に直接問い合わせるのが、安心です!

ここでは、一般に必要とされるものをまとめてみましたので、最低限これらのものは準備しておきましょう!

最低限必要なもの

  • 本人確認書類(運転免許証、パスポートやマイナンバーカードなど)
    ※写真付きのものは1点、写真付きでないものは2点必要になる場合があります。
  • 銀行通帳やキャッシュカード
  • 銀行届出印
  • 収入証明書類(源泉徴収票など) 

 ※医療ローンによっては、公共料金の領収書や資金使途確認書類が求められます

図3                 最低限必要なもの4つを絵にしてほしいです

医療ローン申し込みとその後の流れ

申し込みに必要なものがわかったので、実際に医療ローンを組むための医療ローンの申し込み方、そしてその後の基本的な流れをみていきましょう。

基本的な流れは一般のカードローンとあまり違いはありませんが、申込先によっては、手順や申込み方法に若干の違いがあります。

実際に、大手病院の例と大手金融機関の例を参考にしてみましょう。

湘南美容クリニックの場合

1.申込

医療ローンの申込みの場合、必ず治療のカウンセリングが必要で、その場で窓口に申し込みをすることができます。
また、ローン契約は病院が提携しているクレジットカード会社とするので、どの会社と契約するのかは自由に選択できます。(オリコ・アプラスなど)

2.必要書類の提出

窓口での申込みのため、その場で書類の記入と身分証・通帳登録の印鑑の持参が必要です。

. 審査

. 契約

審査結果通過の通知をうけたら、クレジットカード会社と契約をします

. 融資

このように医療機関から医療ローンを申し込む場合、一度医療機関の診断を受ける必要があります。
また医療機関によっては必要な書類などに通帳登録の印鑑が含まれており、WEB上ですべて完結するカードローンに比べて医療ローンのほうが手間がかかると言えるでしょう。

東京スター銀行の場合

1.申込

医療ローンの申込みはWEB上、もしくは電話で行います。個人情報などを伝え、それが一度審査されます(仮審査

2.必要書類の提出

仮審査を通過したら、本審査のために必要書類をWEB上で提出します。身分証、収入の確認できる書類や診断書などの資金の使いみちが確認できる書類が必要です。

. 審査

. 契約

審査に通過すると、契約をしますが、その際に振込用に東京スター銀行の口座を開設する必要があります。

. 融資

融資が決まると、東京スター銀行から直接病院に振込がされます。

このように金融機関によっては医療ローン申込みの際にWEB上に入力された内容に基づき仮審査がされます。
また、融資が決まったときから、実際に融資されるまで、3週間から1ヶ月を必要とするので、早く利用したい方にとっては、少し不便かもしれませんね。

在籍確認

医療ローンの申し込み方がわかったから申込みをしたい!けど、整形手術でローンを申し込んだことが誰かに知られるのはいやだ!

と心配している人も多いですよね。実際に医療ローンを利用する方は、社会人として働かれている方たちがほとんどだと思います。
ですので、職場の同僚や上司に知られたくないという人にむけて、周りにバレる恐れがあるのかをここではまとめてみました!

医療ローンの審査において、職場への在籍確認はほぼ確実にあります。
在籍確認とは、申込者本人がその会社に勤めているのかを確認するものです。
一般的には、電話連絡での確認が多いようです。

在籍確認のタイミングは、審査の最終段階、つまり、最後の確認として行われます。

会社に電話がかかってきたら、他の社員に「整形手術をすることがばれるのではないか」と不安に思う方もいると思いますが、
医療ローンの在籍確認では、プライバシーを守る工夫がちゃんとされているので、安心してくださいね。

例えば‥

実際にインタビューをした企業では、会社にバレるのが嫌な人のために、電話の際に金融機関を名乗るのではなく、個人名を名乗るようにしていました。
また、会社のなかで電話を受けたくない人のために、外出中に電話を受けとれるようにしている会社もあるようです。

図4                           

医療ローンの返済方法

医療ローンの申込み方法はわかったけど

申し込んでローンを借りたあと、どうやって返済すればよいのかわからない…
具体的なローンの返済例が知りたい!
ローンの返済が遅れたらどうしよう…

という人に向けて、医療ローンの返済方法について、実際の返済例を交えて、詳しく解説します。

この下の記事を読み進めるとわかりますが、実は、医療ローンは借入先によっては、全くメリットがないんです!

このほかにも、知らなきゃ絶対に損をする医療ローン最大のデメリットについても説明しているので、かしこくローンを利用できるように、ぜひ最後まで読んでくださいね!

医療機関提携のクレジットカード会社、金融機関それぞれで医療ローンを「100万円借り入れて、60回払いで返済する」という前提でシミュレーションしました。

ジャックス(医療機関提携先) 東京スター銀行 熊本第一信用金庫 UCS
借入額 100万円 100万円 100万円 100万円
金利 4.5% 平均5.3%(2.8~7.8%) 7.0% 平均10.8%(9.8~11.8%)
支払回数 60回 60回 60回 60回
毎月の返済額 18,643円 19,009円 19,801円 21,643円
支払総額 1,118,581円 1,140,539円 1,188,072円 1,298,569円

支払回数が60回(5年)でこれだけちがうので、より高額な治療を受ける場合や、支払回数を増やす場合は、金利の違いににも注目する必要がありますね。

図5                 

返済ができなくなった場合

医療ローンを借りたはいいものの、返済がむずかしくなったらどうしようか…
返済がおくれてしまったけど、どうすればよいのかわからない…

と悩んでいる方も多いですよね。

ここでは、医療ローンの返済が遅れたり返せなくなった場合、どのように対処すればよいのかを見ていきましょう!

図6       

未払い時の対処法

1.支払いが遅れて数日~1週間

数日支払いが遅れた程度であれば、支払いを済ませるか、ローン契約をした会社に問い合わせることが必要です。
引き落としで支払いをしている場合も、入金するのではなく、一度問い合わせてみることをオススメします。

2.支払いが遅れて1ヶ月

これくらいの期間支払いをせずにいると、ローン契約をした会社から電話や督促状が来ていることが多いです。

この場合は一度問い合わせをして、今後の支払い計画を相談する必要があります。
相談した結果、返済を待ってもらえたり、返済計画を一緒に考えてくれることもあるようです。

一般の金融機関やローン会社では、2ヶ月以上の未払いが続くと、「延滞」とみなされ、信用情報の入金状況に遅れた証であるマークが付けられてしまいます。

万が一支払いが遅れてしまった場合でも、この1ヶ月を目安に問い合わせや支払いをするようにしましょう!

3.支払いが遅れて3ヶ月

これくらいの期間支払いをせずに、放置をしていると、ローンを一括請求するよう督促状が送られる場合があります。

あまりに長い時間放置していると、法的措置をとられることにもなりかねないので、3ヶ月を超えた場合は、必ず問い合わせを行いましょう。

また、3ヶ月を超えて返済が遅れる場合、金融機関やローン会社における信用がなくなり、ブラックリストに乗ってしまう可能性があります。

ブラックリストに乗ってしまうと、次回からのクレジットカードやローンの利用ができなくなる場合もあるので、やはり困ったら放っておくのではなく、ローン会社に相談をするようにしましょう。

たとえ、未払いの期間が数日~1週間と短い期間であっても、遅延損害金が発生します。

遅延損害金とは、支払いが遅れた分だけ日割りでかかり、本来の金利にプラスする形で課されるお金のことです。

信用情報には傷がつかなくても、支払いが遅れれば遅れるほど、負担する金額は増加するので、要注意です。

4.支払いができない場合

医療ローンを組んだけど、どうやっても返済できない…」という方は、最終手段として債務整理を考える必要があります。

債務整理とは、任意整理・特定調停・個人再生・自己破産の4つであり、基本的には借金を減額したり、支払いに猶予をもたせることです。

この債務整理を利用することで、返済が楽になりますが、治療中の場合、その治療を継続して受けることができなくなるというデメリットもあります。

債務整理の種類によっては、治療を受けながらも整理ができるので、債務整理を考えている方は、一度弁護士に相談してみましょう。

病院を転院する場合

治療を受けている途中で、

この病院の先生、自分とはあってないかも…
別の病院のほうが条件がよかったなんて…

と考え、転院を希望する人も少なくないと思います。また、病院を変えれば、返済先も自動的に新しい病院に変わると思われがちです。

しかし、ここに医療ローン最大のデメリットがあります。

医療ローンをクリニックで組むと、全額返済しなければならず、転院したとしても、最初に組んだ医療ローンは全額負担する必要があるのです

治療が始まってから終わるまで、同じ病院で治療を受けなければならないので、注意しましょう。

図7               

まとめ

ここまで読んでみて、「医療ローンとは」という疑問は解消しましたか?

長々と書きましたが、改めて重要な点を一緒に振りかえってみましょう。

重要ポイント

1.医療ローンは様々な種類の高額治療に利用できる。

2.金利が低いため、申込みや手続きに比較的手間がかかる。

3.医療ローンだけでなく、他のローンを比較し、自分にあった金利や返済方法のローンを利用する。

4.返済が難しくなった場合は、なるべく早くローン会社に相談する。

整形や大きな手術って、人生を左右する出来事ですよね。勇気を出して、新しい人生の一歩を踏み出すためにも、自分にあったローン選びをしてくださいね。