【まとめ】奨学金の継続・在学猶予・繰上返還ほか変更手続き

【まとめ】奨学金の継続・在学猶予・繰上返還ほか変更手続き

JASSO奨学金を利用している学生は、日本学生支援機構の情報システム「スカラネット・パーソナル」を使って、奨学金内容の確認や各種手続きをインターネット上で行なうことができます。

ここでは、JASSO奨学金の申し込みで使用するスカラネットとの違いを説明したうえで、スカラネット・パーソナルを使ったとくに重要な3つの手続き方法を解説していきます。

  • 奨学金継続願
  • 在学猶予願
  • 繰上返還申込

煩わしい手続きも、スカラネット・パーソナルの使い方をマスターすれば大丈夫!

ほかにも利用が多いと思われる各種変更手続きを、シーン別に簡単にまとめています。

実際やってみるときに、ぜひ参考にしてくださいね!

スカラネットとスカラネット・パーソナルの手順と使い方

スカラネットってわかりにくい!

よくこんな声を聞きます。

スカラネット」と「スカラネット・パーソナル」の2種類あるため、混乱してしまう人が多いようです。

スカラネットとスカラネット・パーソナルでは、できることが違います!!

  • JASSO奨学金の申し込みと進学届を提出するのは「スカラネット
  • JASSO奨学金の貸与がはじまってから利用するのは「スカラネット・パーソナル

と、覚えておきましょう!

この2つの違いは、日本学生支援機構によると、以下のようになっています。

スカラネットとは

申込は、奨学金を希望する人がスカラネット(奨学金申込専用ホームページ)にアクセスし、必要事項を入力して行います。学校から指定された申込期限までに、「スカラネット入力下書き用紙」の内容を誤りがないようスカラネットに入力してください。送信した申込内容は原則として変更できません。

引用元:スカラネット

スカラネット・パーソナルとは

奨学金を貸与・給付中の方や奨学金を返還中の方が、ご自身の奨学金に関する情報をインターネット上で閲覧できる情報システムです。貸与・給付期間や月額を確認したり、返還の総額や振込口座の確認が可能です。

引用元:スカラネット・パーソナル

ここでは、それぞれの手順と使い方をわかりやすくまとめてみました。

スカラネット(奨学金申込専用ホームページ)

JASSO奨学金の申し込みをするには、スカラネット(奨学金申込専用ホームページ)にアクセスして、あらかじめ作成しておいた「スカラネット入力下書き用紙」をもとに入力していきます。

スカラネットを使った申し込み手続きについては、こちらでくわしく紹介しています。
【保存版】奨学金の申し込みから受給されるまでの流れ 【保存版】奨学金の申し込みから受給されるまでの流れ

スカラネット・パーソナル(呼称:スカラネットPS)

スカラネット・パーソナル(以下、スカラネットPS)は、いわゆる奨学生のマイページ
JASSO奨学金の貸与・返還状況などの閲覧や、「奨学金継続願」「在学猶予願」などの各種願出手続きを行なうことができます。

手順:スカラネットPSに登録しよう!

準備するもの
・奨学生番号
・奨学金の振込口座番号

1.スカラネットPSにアクセス
バナーをクリック

2.「新規登録」ボタンをクリック
スカラネットPS確認情報入力画面が表示されます。

3.確認情報を入力し、「送信」ボタンをクリック
奨学生番号・生年月日・性別・氏名(カナ)・振込口座番号などを入力します。

4.ユーザID・パスワード設定画面が表示
ユーザID・パスワード・メールアドレスを画面の説明にしたがって登録します。

注意
ユーザIDとパスワードは自由に設定できます。
返還完了まで使用するので、忘れないようにメモしておきましょう!

5.「送信」ボタンをクリックすると、登録完了のメッセージが表示される
これで新規登録は完了です。

次回からは、自分で設定したユーザID・パスワードでログインできます。

使い方:スカラネットPSまとめ一覧

スカラネット・パーソナル
(スカラネットPS)
サイトURL https://scholar-ps.sas.jasso.go.jp/mypage/
機能 奨学金の利用を開始してから返還完了するまで使うマイページ
用途 奨学金の貸与・返還状況などの閲覧や各種手続き
奨学金継続願
在学猶予願
繰上返還申込 など
閲覧できる内容 【給付・貸与中の場合】
◯奨学金情報
奨学生番号、給付・貸与期間、月額、貸与総額(予定)
◯給付・貸与明細
給付・貸与終了までの予定や振込履歴など
◯金融機関情報
奨学生番号、返還総額(元金)、返還回数、返還残額(元金)、現在請求額
◯金融機関情報
金融機関名、名義人氏名
◯保証情報
保証制度(「機関保証」または「人的保証」のいずれかが表示)
◯申請用紙ダウンロード
減額返還願返還期限猶予願
利用するユーザID・パスワード 新規登録したときに自分で設定
登録に必要な情報 奨学生番号・生年月日・性別・氏名(カナ)・振込口座番号
閲覧できる時間 24時間
(システムメンテナンス時を除く)
手続きの受付時間 午前8時 ~ 午前1時

スカラネットもスカラネットPSも携帯やスマートフォン、iPadなどのタブレット端末、MAC OSやFirefoxなどでは動作保証されていません。

自宅にパソコンがない人やWindows対応のパソコンがない人は、学校に相談してみましょう。

ここからは、スカラネットPSから行なう手続きのなかでも、とくに重要な3つの手続き方法を紹介していきます。

毎年更新が必要!JASSO奨学金を継続するための奨学金継続願

JASSO奨学金(給付型・貸与型ともに)を、翌年度も引き続き利用したい場合は「奨学金継続願」の提出がかならず必要です。

毎年12月~2月頃に学校から「貸与額通知書」が送られてきて、一緒に入力内容をあらかじめ下書きしておく「入力準備用紙」も入っています。
JASSO奨学金の申し込み手続きと同じ要領で、まず入力準備用紙を完成させましょう。

そして、貸与額通知書に記載されているユーザIDとパスワードでスカラネットPSにログインし、指定された期間内に奨学金継続願を提出(入力)します。

提出(入力)しないと「奨学金を利用する意思がない」とみなされ、3月いっぱいで奨学金が停止してしまいます。

奨学金継続願の提出がちゃんとできているかは、スカラネットPSで確認できますよ!

「奨学金継続願提出」画面で、奨学生番号ボタンの右側に「提出済」と表示されていればOKです。
もし提出ができていない場合は、再度手続きを行なってくださいね。

適格認定に要注意!
JASSO奨学金を利用している学生に対し、
生活全般を通じて態度・行動が奨学生にふさわしいか?
を学校が学業面経済状況健康面などを厳しく審査し、奨学金継続の可否を認定します。

よほどの理由がないかぎり継続されますが、継続できずに打ち切りになるケースもあります。
奨学金が突然停止された!打ち切りとなる理由と対処法まとめ 奨学金が突然停止された!打ち切りとなる理由と対処法まとめ

JASSO奨学金の返還を卒業後まで待ってもらえる在学猶予とは?

たとえば、大学院に進学したのでJASSO奨学金の返還を卒業まで遅らせたい!

そんなときは、スカラネットPSから「在学猶予願(在学届)」を提出することで、貸与が終了したJASSO奨学金の返還開始を卒業まで待ってもらうことができます。

在学猶予願のメリット

  • 在学中は奨学金を返さなくていい
  • 猶予期間中は無利子
    ※利息がつく第二種奨学金でも、在学猶予中は一切利息はかからない

在学猶予願の提出を忘れてしまった場合は、在学中でも返還義務が生じるので注意してください。

なお、在学猶予願を提出した後に、退学などで予定の卒業より在学期間が短縮された場合は、猶予期間の変更について「在学猶予期間短縮願」の提出が必要です。

JASSO奨学金の繰り上げ(一括)返済で支払う利息を節約する!

とくに利息がつく第二種奨学金は、繰り上げ返済をするタイミングが早いほど利息の軽減効果は大きくなるので、支払う利息を節約できます。

JASSO奨学金の(第一種・第二種ともに)の繰り上げ返済は、郵送・FAXや電話だけでなく、スカラネットPSの「繰上返還申込」からも手軽に申し込めます。

申し込みの期間
繰り上げ返済を希望する月の前月中旬~当月中旬まで
申し込みの選択
それぞれどちらかを選択していきます。

  • 全額繰上
  • 一部繰上
  • 金額で申込
  • 回数で申込

最後に「表示」画面をクリックすると、明細を見ることができるのでしっかり確認しておきましょう。

繰り上げ返済の手続き方法は、こちらでくわしく紹介しています。
【徹底解説】奨学金の返済まとめ |返還できないときの解決法は? 【徹底解説】奨学金の返済まとめ |返還できないときの解決法は?

JASSO奨学金の各種変更手続き

ほかにも利用が多いと思われる各種変更手続きを、シーン別にいくつか紹介していきますね。

スカラネットPSからできる手続きとは異なり、直接学校の担当窓口へ申し出て、変更手続きを行ないます

JASSO奨学金の増額・減額は可能?月額変更の手続き方法

奨学金が足りなくなったから増額したい!
奨学金が多すぎたから減額したい!

実際に大学生活がはじまると、増額・減額を希望する人が意外と多いです。

JASSO奨学金は「月額変更」の手続きをすれば、貸与額を増額・減額することが可能です。

手続き方法

  1. 学校の担当窓口に申し出て、「奨学金貸与月額変更願(届)」を受け取る
    ※人的保証を選択している場合は、増額書類にも保証人の署名が必要
  2. 必要事項を記入し、学校の担当窓口へ提出する

▼貸与月額の一例

第一種 第二種
国公立 自宅 45,000円 30,000円
50,000円
80,000円
100,000円
120,000円
のいずれか
自宅外 51,000円
私立 自宅 54,000円
自宅外 64,000円
第一種奨学金
\自宅外通学に切り替える場合のみ/
自宅通学から自宅外通学の貸与月額に増額を希望する場合は、増額審査があります。
反対に、自宅外通学から自宅通学へ変更になった場合は、自宅通学の貸与月額に減額する必要があります。
第二種奨学金
\必要に応じて変更可能/
増額・減額を繰り返すことや、一時的な理由による月額変更はできない
上表の設定されている金額のなかで選択できます。
増額審査はなく、書類の手続きのみでOK。
手続きから約2か月後に増額が反映されます。

借りる金額が増えるほど返済も大変になるので、よく考えたうえで増額申請は行ないましょう。

もし、一時的にお金が必要な場合は、教育ローンの利用がおすすめです!

関連記事:
「奨学金が多すぎたかも・・・」と減額申請を検討している人へ
在学中に事情が変わることもあります。
JASSO奨学金は在学中は無利息なので、その分は貯金しておいて、繰り上げ返済に充当することも1つの方法ですよ!

中退・退学したらどうなる?JASSO奨学金を辞退する手続き方法

大学を中退したり、退学になってしまうと、JASSO奨学生としての資格はなくなります

退学
在学の中途に自己の都合又は学則処分によって学籍を失うことを退学といいます。退学した場合、奨学生としての資格はなくなります。
引用元:退学

その場合は、以下の手続きが必要となり、手続きが終了した月の7か月後から返済がはじまります。

手続き方法

  1. 学校の担当窓口に申し出て、奨学金の振り込みを止めてもらう
  2. 「異動願(届)」を受け取り、必要事項を記入し、学校へ提出する
  3. 「貸与奨学金返還確認票」を受け取り、金融機関でリレー口座の加入手続きをすれば、7か月後から返還がはじまる

 

ほかにも在学途中で奨学金を必要としなくなったので辞退したい!なんてことがありますよね。

辞退
在学中に奨学金を必要としなくなり、その旨を届け出ることを辞退といいます。辞退した場合、奨学生としての資格はなくなります。
引用元:奨学金の辞退

たとえば、現在大学2年生で3年生から辞退したいなら、スカラネットPSから「奨学金継続願」を提出(入力)するときに「奨学金の継続を希望しません」を選択すれば辞退になります。

もし在学途中ですぐに辞退したいなら、以下の「辞退」の手続きを行なってください。

手続き方法

  1. 学校の担当窓口に申し出て、奨学金の振り込みを止めてもらう
  2. 「異動願(届)」を受け取り、必要事項を記入し、学校へ提出する

そして・・・

  • 引き続き在学するパターン
    スカラネットPSから「在学猶予願(在学届)」を提出することにより、卒業まで返還期限が猶予されます。
  • そのまま返還を希望するパターン
    「貸与奨学金返還確認票」を受け取り、金融機関でリレー口座の加入手続きをすれば、7か月後から返還がはじまります。

休学したい!JASSO奨学金を休止・復活したいときの手続き方法

文部科学省によると、休学理由における割合は「経済的理由」「海外留学」「病気・けが」の順に挙げられます。
参考元:学生の中途退学や休学等の状況について

家庭の事情や留学するのに休学する場合は、JASSO奨学金を「休止」する必要があります。

休学
休学(1か月以上の長期欠席を含む)した場合は、奨学金の交付は中止されます。これを「休止」といいます。
休止が2年(大学院奨学金で特に機構が認めたときは3年)以内に終わった場合は、復活の手続きをすることにより、奨学金の交付が再開されることがあります。
休学が2年(大学院奨学金で特に機構が認めたときは3年)を超える場合は奨学生としての資格を失います。辞退の手続きをしてください。
引用元:奨学金の休止・復活

復活」の時期は、その事由がなくなった月以降です。
ただし、復活できる時期から3か月以上経過して提出した場合は、学校に提出した月からとなります。

手続き方法
休止

  1. 学校の担当窓口に申し出て、奨学金の振り込みを止めてもらう
  2. 「異動願(届)」を受け取り、必要事項を記入し、学校へ提出する

復活

  1. 「異動願(届)」を受け取り、必要事項を記入し、学校へ提出する

どのような事由であっても、休止の期間が2年(大学院奨学金でとくに機構が認めたときは3年)を超えると、奨学生としての資格を失ってしまうので要注意です!

その場合は、上述の「辞退」の手続きを行なってください。

まとめ

JASSO奨学金を利用している学生は、スカラネットPSを使って、貸与・返還状況などの閲覧や各種手続きをインターネット上で行なうことができます。

とくに重要な手続き方法

  • 奨学金継続願
  • 在学猶予願
  • 繰上返還申込 など

そのほか、直接学校の担当窓口に申し出て変更手続きを行なうケースもあります。
奨学金の給付・貸与中返還中の場合で、できる手続きが少し異なってきます。

給付・貸与中の場合

  • 月額変更
  • 退学
  • 辞退
  • 休止・復活
  • 氏名変更
  • 住所変更
  • 振込口座の変更 など

参考元:奨学金貸与中の届出・願出

返還中の場合

  • 転居・氏名・勤務先の変更
  • 振替口座(リレー口座)の変更
  • 人的保証から機関保証への変更
  • 減額返還
  • 返還期限猶予 など

参考元:返還中の願出・届出

さあ、これでJASSO奨学金の各種手続きはバッチリです!

最後に、JASSO奨学金の手続き方法でよくある質問をQ&A形式でまとめていますので、ぜひ参考にしてくださいね。

奨学金Q&A

大学を退学して、別の大学で新たに奨学金を借りたい。再貸与は可能なのか?

別の大学に進学した場合は、「在学猶予願(在学届)」を提出することで、返還猶予を受けることが可能です。
以前に受けていたJASSO奨学金が第一種だった場合は、貸与年数は修学年限(4年)になるので、今まで借りた年数分は貸与ができなくなります。
第二種だった場合は、再度申請して採用になれば、卒業までの修学年限(4年)は貸与が可能になりますよ。

人的保証の連帯保証人や保証人を途中で変更することは可能?

人的保証の連帯保証人や保証人を途中で変更したい場合は、学校の担当窓口に届け出ることで変更可能です。
手続き方法
「連帯保証人・保証人変更届」を受け取り、必要事項を記入し、学校へ提出する
必要書類
連帯保証人・・・印鑑登録証明書、収入に関する証明書類
保証人・・・印鑑登録証明書
やむを得ない事情で連帯保証人や保証人を選任できなくなった場合は、機関保証へ変更することが可能です。
機関保証から人的保証も変更できますが、貸与開始までさかのぼって保証料を一括で支払う必要があります。